横浜SSJとは
法人理念
- 働きたいと願う精神障がい者があたりまえに働き生活できる社会づくりに貢献します
- 障がい者が持っている働く力を十分に発揮できるよう支援をします
基本方針
私たちは
- 一人ひとりを尊重し、相手の立場に立った支援を行います。
- 安心できる生活の実現に向け共に考えます。
- 安心して働ける環境づくりに努めます。
- 専門的な視点を持ち適切な支援を行います。
- 職員として高い倫理観を持ち日々研鑽に努めます。
設立趣旨書
国際労働機関憲章(ILO)が「障害者の職業リハビリテーションに関する勧告」で障がいの種別なく、全ての障がいのある人たちを、就労により社会への統合・再統合を図るべきと述べたのは50余年も前のことです。日本はこの条約を批准しています。にもかかわらず、昨年まで精神障がい者は法定雇用率にも入れてもらえず、永らく就労の道が閉ざされていました。そして、昨年から施行された障害者自立支援法は障がい者の雇用促進を色濃く打ち出しているのですが、精神障がい者の就労の場の確保はまだまだハードルが高いのが実情です。
人がこの世に生を享け、長じた後、額に汗して働き、生きがいを見出し、やがて老いて死んでいく。この人生の営み、あたり前の生活を送ることが障がいを持つゆえに閉ざされるとしたら、こんな理不尽なことはありません。「障がいも個性の一部だ」といったメンバーがいました。その個性を認めて働く道が用意されるべきと考えます。
こうした現状に少しでも風穴を開け、精神障がい者への就労支援の方法を社会に示していくために、横浜では「特定非営利活動法人横浜市精神障害者地域生活支援連合会(市精連)」が10余年前より、横浜市の斎場・病院等の清掃業務の委託や障害者の店(目的外使用許可を受けての売店喫茶の経営)で精神障がい者の援助付雇用を行い、就労支援事業を積極的に進めてきました。そこでは5年10年と安定して働き続ける人が多く出ています。適切な支援を行えば生き生きと働き続けることが出来ることを実証してまいりました。NPO法人市精連は2006年3月の臨時総会で、新しいNPO法人を創って大きくなった就労支援事業を移管することを決定いたしました。100名の雇用を担う団体として責任的に事業運営を行うためでもあります。
横浜における就労支援事業の更なる発展と充実のために、新たに「特定非営利活動法人横浜市精神障がい者就労支援事業会(略称 横浜SSJ)」を設立し、働きたいと願う精神障がい者がごく普通に働ける世の中になるよう広く市民に働きかけること、障がい者が持っている働く力を十分引き出せる支援をすることを目的として活動を行ってまいります。
2007年5月19日
特定非営利活動法人 横浜市精神障がい者就労支援事業会
設立代表者 菊 地 綾 子
横浜SSJの歩み
1995年3月 | 横浜市久保山斎場「湯茶提供・清掃」事業の受託検討。 |
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「市精連久保山事業所」として準備に入る。 | |
1995年6月 | 横浜市と随意契約を結び、受託事業開始。 |
第一期:市精連が雇用主となって、常勤職員1名・非常勤職員2名・従業員 (作業所通所メンバー)12名を採用。 | |
「就労研究会」として久保山事業所でのメンバーのケース検討を中心にした研究会を開催する。 | |
第二期:半年後、従業員を8名採用し、20名の従業員で業務にあたる。 | |
1999年4月 | 横浜市戸塚斎場売店の目的外使用許可を受け、市精連戸塚事業所として業務開始 |
1999年6月 | 横浜市立脳血管医療センターの外構清掃事業を横浜市と随意契約で受託する。 |
市精連脳血管医療センター事業所として事業開始。 | |
市精連会員作業所に呼びかけを行い作業所として取り組む事業所を募集。 | |
コスモス蒔田・コスモス南太田・浦島共同作業所・せせらぎ・わかば工芸などが申し出てメンバー13名が従業員として働く。 ※現在は就労継続支援B型事業所の施設外活動の場として運営 |
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2001年4月 | 横浜市北部斎場の売店開設に向けて検討に入る。 その後、喫茶・湯茶提供清掃部門・葬祭ホールの清掃部門等も検討事項に加わる。 |
横浜メンタルサービスネットワークに開設の企画を委託する。 | |
2002年3月 | 北部斎場の開場前の清掃を受託。 |
2002年4月 | 横浜市と北部斎場湯茶提供清掃・葬祭ホール清掃業務の受託契約を結ぶ。 |
同時に売店喫茶の目的外使用許可を受け、従業員30名、スタッフ10名で北部事業所として業務開始。 | |
2005年4月 | 財団法人横浜市緑の協会と公園管理業務の受託契約を結び、市精連公園管理業務として事業開始。(2005~2014年・最盛期に5公園受託) |
常盤公園(保土ヶ谷区)にてテニスコート・運動広場(サッカー場)の市民利用受付、事務所への問合せ対応、管理棟周辺清掃などを常駐のスタッフを置かずに地域作業所などのメンバー2名が従業員として働く。 | |
同時に作業所実習の枠を設け、月6日アートショップよこはま、ジョブアシスト横浜が担当。 | |
2006年9月 | 市精連臨時総会にて「ジョブアシスト横浜」「ワークショップメンバーズ」の障害者自立支援法事業への移行を承認。 |
2007年3月 | 市精連臨時総会にて、就労援助部門の新法人移管について承認。 |
2007年4月 | 「ジョブアシスト横浜」(就労移行支援事業)「ワークショップメンバーズ」(就労継続支援B型事業)が障害者自立支援法事業(多機能型)として事業開始。 |
目的外使用許可を受けて、久保山斎場駐車場の管理業務(16:00~21:30)を開始し非常勤スタッフ3名、従業員3名を雇用。 | |
2007年5月 | 新法人設立総会を開催。 |
新法人設立と法人名を「特定非営利活動法人横浜市精神障がい者就労支援事業会(横浜SSJ)」とすることが承認される。 | |
2007年6月 | 神奈川県に新NPO法人設立を申請。 |
2007年8月 | 神奈川県より新NPO法人設立認証。 |
2007年9月 | 「特定非営利活動法人横浜市精神障がい者就労支援事業会」設立。 初代理事長 菊地 綾子 就任。 |
2007年10月 | 事業開始 |
2010年7月 | ワークショップメンバーズを保土ヶ谷区岩間町オリーブビルに移転。 |
本部事務局も同所に移転。 | |
2010年10月 | ジョブアシスト横浜を同所に移転。 |
神奈川県基盤整備事業の助成を受けて1Fの店舗(とちの木)の改修実地 | |
2010年12月 | 神奈川県精神障害者地域生活支援団体連合会(県精連)より神奈川医療総合会館1Fの「カフェガーデンさら」の運営移管を打診され、理事会で運営を受け継ぐことを決定。 |
2011年4月 | 神奈川県の認証を得て、障害者総合支援法就労継続支援事業A型「さら」を中区翁町に開設。 |
2011年10月 | 横浜市の認証を得て、地域活動支援センター(精神障害者地域作業所型)「すきっぷ」を中区蓬莱町に仮開所。 |
2012年2月 | 「すきっぷ」正式開所。 |
2012年6月 | 中区翁町 関内伊藤ビルに本部事務局を移転、独立した事業所となる。 |
2014年8月 | 保土ヶ谷区天王町に相談室を開設、計画相談支援事業を開始。 |
2015年4月 | 相談室を中区蓬莱町に移転。 |
2016年5月 | 久保山事業所20周年記念会開催。 記念誌を発行。 |
2016年10月 | 就労継続支援A型事業「さら」をB型に事業変更。 |
2017年2月 | 「さら」を事業廃止とする。 |
「カフェガーデンさら」はワークショップメンバーズの施設外就労支援事業として運営継続。 | |
2017年4月 | 北部事業所を障害者総合支援法就労継続支援事業A型として横浜市の認証を得て開設。 |
支援外就労先の北部斎場とは別に、緑区十日市場に本体事業所を設置。 | |
久保山・戸塚斎場を障害者総合支援法就労継続支援A型として横浜市の認証を得て開設。 | |
支援外就労先の久保山・戸塚事業所とは別に、南区高根町に本体事業所を設置。 | |
本部事務局とSSJ相談支援室を南区高根町に移転。 | |
2017年5月 | 横浜SSJ 10周年記念式典を開催。 |
2017年9月 | 初の試みとして、従業員を対象に現場でリーダー的な役割を担う『当事者スタッフ』を公募。 7名がエントリーし、その中から2名を当事者スタッフとして登用。 |
2018年11月 | 戸塚事業所・滝頭事業所20周年、常盤公園10周年記念パーティーを開催。 |
2019年4月 | 地域活動センター「すきっぷ」を就労継続支援B型事業「ワークショップメンバーズ」の従たる事業所すきっぷに事業変更。 |
2020年2月 | 「カフェガーデンさら」の運営を終了。 |
2021年3月 | グループホーム「SSJ鶴ヶ峰」(共同生活援助)を設立。 |
2021年6月 | 新理事長 勝澤 昭 就任。 |
2022年6月 | ワークショップメンバーズ従たる事業所を分離独立、就労継続支援B型事業所「すきっぷ」として運営開始。また、南区高根町に従たる事業所を新たに設置。 |
2024年3月 | グループホーム「SSJ白根」(共同生活援助/グループホーム)を開所 |
2024年4月 | NPO法人ひばり会より、2館のグループホームの移譲を受け、「SSJヒルズひばり」「SSJひばり富岡」の運営を開始。 |
事業内容
■ 就労支援事業
- 駐車場管理業務…横浜市久保山斎場
- 公園管理業務受託事業(常盤公園)
- 北部斎場売店補助業務・販売業務
■ 障害者総合支援法障害福祉サービス事業所の運営
- 北部事業所(就労継続支援A型)
横浜市北部斎場内の清掃・湯茶業務 - 久保山・戸塚事業所(就労継続支援A型)
横浜市久保山斎場内の清掃・湯茶業務、横浜市戸塚斎場内売店での接客・販売業務 - ワークショップメンバーズ(就労継続支援B型)
- すきっぷ(就労継続支援B型)
- ジョブアシスト横浜(就労移行支援事業所)
- SSJ鶴ヶ峰(共同生活援助/グループホーム)
- SSJ白根(共同生活援助/グループホーム)
- SSJヒルズひばり(共同生活援助/グループホーム)
- SSJひばり富岡(共同生活援助/グループホーム)
■ 指定特定相談支援事業
- 横浜SSJ相談支援室(計画相談)
■ 調査研究及び研修事業の実施
- 研修会・シンポジウムの開催
役員一覧
理事
大友 勝 | 勝澤 昭 | 鷹野 薫 |
星野 順平 | 櫻庭 孝子 | 三木 和平 |
村上 裕輔 | 濱口 修 | 金子 由紀子 |
金井 緑 | 松橋 秀之 | 野本 富貴惠 |
大木 克之 | 中山 早苗 |
監事
松為 信雄 | 菊地 綾子 |
定款・総会議案書
- 2024.07.12 定款【PDFファイル(227KB)】
- 2024.07.12 第18回総会議案書【PDFファイル(約2MB)】